「ヤバい話し方」
仕事や恋愛などにおいて人を思い通りに動かすための話し方について、
心理学の手法をもとに書かれた本です。
1.メラビアンの法則を理解する。
メラビアンの法則とは、
人が何かを理解するときに、
①視覚的な情報が55%
②聴覚的な情報が28%
➂言語的な情報が7%
の割合で影響を与えているというものです。
つまり話をする際には「どんな話をしているか」
という話の内容よりも、「どんな見た目の人がどんな話し方で話しているか」
ということの方が、影響力が強いということです。
そこを理解して人とコミュニケーションを図ろうとすることが
本書で重要なポイントになります。
2.ポジショニング
人に話を聞かせるには、まずポジショニングが一番大事であるといいます。
「この人の話には価値がある」「この人の話を聞きたい」という
信頼を与えるということです。
3.とにかく褒める
相手に信頼してもらうには、とにかく褒めまくることが一番効果的です。
お世辞でもいいから、相手に媚を売る、とにかく褒めまくる。
自分のことを褒めてくれる相手のことを嫌いになる人はいません。
またピグマリオン効果といって、
期待感をもって接すると、相手がその方向に向かう確率が上がるという
効果もあります。
4.見た目を整える
先ほどのメラビアンの法則で説明した通り、
人の認知に最も影響を与えるのは視覚的な情報です。
格好の悪い人がボソボソと良いことを言うよりも、
スーツに身を包んだカッコいい人が自信たっぷりに薄っぺらいことを言った方が
話を聞いてもらえるのです。
以上が本書の学びです。
一番大切なことは細かいテクニックよりも、
①褒めて信頼関係を築いて、話を聞いてもらえるポジションをとること。
②見た目を整えること。
➂視覚的に伝えるようにすること。
④聴覚的に伝わりやすいようにハキハキと話すこと。
といったことだと思います。