メモ「教師1年目の教科書」
縦糸張りと横糸張り
縦糸とは、教師と子どもとしてのたての関係。
横糸とは、1人の友達として接するような横の関係。
縦糸を張ることを意識しないと、荒れにつながる。
縦糸を張るには、
・指示にはすぐに従う。
・言葉遣い。
・教師の話を静かに聞く。
・作業のときは静かにする。
・廊下移動は静かにする。
・いけないことはいけないと叱る。
・時間を守る。
を意識する。
しかし、縦糸だけを張ると子供の反発を招き、指導も入りにくくなる。
しっかりと信頼関係を築いて、横糸を張ることもとても大切。
指示出しのポイント
指示出しのポイントは2つある。
1つは、一時一時の原則。
もう一つは、指示+確認の原則。
指示を出したら、指示にちゃんと全員が従っているか、理解できているかを確認する。
これを怠って、全員が指示に従っていないのに次の指示に移ると、
「先生の言った通りにしなくてもいいんだ。」という隠れたカリキュラムになる。
指示したことには必ず従わせるという意識の徹底が大切。
また、指示を理解しているか確認することも忘れてはならない。
複雑な活動指示のときは、誰かを指名して全体で活動内容をもう一度確認したり、隣同士で確認させたりしてから活動に移らせる。