読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「教師力をUPする100の習慣」-大塚謙二-

この本は確か中学校教諭の先生が書かれた本だったと思います。

小学校と中学校では色々と違う部分が多いので、たくさんの学びがあるわけではなかったです。

正直全体的に書かれていた内容もあまり覚えていませんが、それでも大切なことをいくつか学べました。

大事だと思った点をいくつか紹介します。

 

 

1.教師になった以上は自信が無くても自信たっぷりに教える

 

これは本当に大事なことだと思います。

正直今の私は自分にあまり自信がありません。

しかし、子ども達からすれば目の前に立つ私が担任の先生です。

自信がないからといって自信なさげに話していては子ども達も付いてきてくれないですよね。

同じことを言うにしても、自信たっぶりに堂々と言うのと、自信なさげに言うのでは説得力は大きく変わると思います。

何より「as-ifの法則」にもあるように、

あたかも一流の教師であるかのように振舞っていれば、本当に教師としての一流の立ち振る舞いが身についてくると思います。

自分は立派な教師なんだという暗示を自分にかけ、子ども達の前では堂々と自信たっぷりに振る舞うようにしたいと思います。

 

 

2.聞ける状態になるまで話し始めない

 

「静かにしなさい」

と指示して、まだ完全に静かになっていないのにすぐに話し始めるのは最悪だそうです。

「これくらいざわざわしてても先生は許してくれるんだ」

という隠れたカリキュラムになってしまうからです。

1年を通して教師の話をしっかり聞ける姿勢を育てる為には、4月に

「静かになるまで待つ」

ことをとにかく繰り返すことが大事だそうです。

「これくらいいいか」

という少しの妥協が後の恐ろしい結果に繋がるということをしっかり認識しておきたいと思います。

 

 

3.「ダメなことはダメ」という指導を一貫させる

その場その場によって教師の言動に違いがあると子どもからの信頼を失ってしまいます。

指導の基準を明確にし、一度「ダメ」と言ったことは以後ずっと「ダメ」と言い続けることが大事です。

例えば、あるときは授業の空き時間に「自由帳OK」だったのに、別の日に「自由帳はダメ。読書だけOK」なんてことを言い出したら、その場では言うことを聞いてくれても子どもの中では「先生は言ってることがいい加減だな」という不信を生んでしまうことになります。

指導の一貫性を持ってクラスの明確なルールにすることが大切ですね。

 

 

以上が本書の学びになります。

他の教育書にも書いてあるような内容だったかもしれませんが、そういった原則的な大事な内容を深めるいい機会になりました。