「ヤバイクラス立て直し術」-中嶋邦雄-
立て直し術とありますが、クラスがヤバくなる前の予防術について学べる本です。
主に学級経営の望ましい在り方について書かれてありました。
以下学びを紹介します。
1.細いなことに厳しくする
最近多くの学級経営本を読んでいますが、どの本にも同じようなことが書いてありますね。
鉄則といってもよさそうです。
「これくらいならいいか」という初めのゆるい指導が、次第にエスカレートし荒れに繋がるということです。
「初めが緩く後から厳しく」では子どもも言うことを聞いてくれず、不満が溜まるだけなので、やはり初めから細かな指導を徹底する必要があると思います。
私はこれまでの経験では子どもの要求に「嫌われたくない」とペコペコ従ってしまう傾向があるので、気をつけたいと思います。
2.授業に遅れてくる子どもへの対応
遅れくる子どもを待つことは、
「先生は遅れても待ってくれるんだ」
という隠れたカリキュラムになってしまいます。
これも同じようなことが色々な教育書に書かれてあります。
遅れてくる子どもには、
遅れたら損をする
と言う状況を作ることが最も有効です。
なので遅れくる子には構わず授業を始め、その上で遅れてきたことを軽く指導することが大切です。
3.叱るときも褒めるときも熱を込める
指導が子どもに伝わるのは、やはり
教師の熱
を子どもが感じ取ったときだと思います。
褒めるにも叱るにも、相手のことを思っているという「熱」を伝えようと意識することで、結果は変わってくると思います。
熱を伝える為には、
・しっかり目を見る
・「ここがダメ」よりも、「ここを直すともっと良くなる」というニュアンスを込める
ことが有効的だそうです。
意識して取り組みたいと思います。
以上が主な学びです。
たくさんの教育書を読み漁る中で、段々と学級経営の定石が分かってきた気がします。
より理解を深められるよう、これからも多読を続けていきたいです。