読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「倒れない計画術」①(時間術編)-Daigo-

自分は何か物事に取り組むときは、みっちりと計画を立ててから望むタイプです。

テスト勉強の際などは朝から晩までみっちりとタイムスケジュールを組みます。

しかし、実際計画通りに1日が進むことは2%くらいです。大抵はどこかでズレが生じて何か一つタスクを減らしたり修正し直したりしています。

そんな中で、計画術について学んでもっと効率的に毎日を過ごしたいと考えこの本を手に取りました。

内容はさすがDaigoさんというところで、科学的根拠に基づいたたくさんの役立つノウハウが詰め込まれています。

読んでいる内に何故かやる気が込み上がってくるのもDaigoの本の持つ不思議な力です。

今回は内容が盛りだくさんなので、「時間術」と「計画術」に内容を分けて記事を書くことにします。

ここでは「時間術」について学びになったことを記します。

 

1.「仕組み作り」にコストをかける

これは本書の本題に入る前の「はじめに」の部分に書かれてあった内容なのですが、ここにDaigoさんの効率的時間術の本質が詰め込まれているのではないかなとおもいました。

ここでいう「仕組み作り」とは、何か習慣的に行う作業の段取りを劇的に改善する為に「時間・お金」といったコストをかけることです。

例えばDaigoさんは月に数回海外に行くそうですが、毎回その為の荷造りなとの準備に何時間もの膨大な時間がかかっていたそうです。

そこでDaigoさんはその時間を効率化する為に、常に用事の分野別に3つの荷造りが完了した鞄を家に備えておくようにしました。

その為には丁度いい大きさの鞄を用意したり、必要なものだけを取捨選択して3セット分用意したりと、かなり時間を使う必要があります。しかし一度その仕組みさえ作ってしまえば、後は一生荷造りの為に時間を割くことはありません。

誰しも、「面倒臭いなあ」と思いながらも毎回いつもと同じように時間をかけて準備していることや取り組んでいる作業があると思います。

そのような時間を一度見つめ直し、「もっと短縮できないか?」と思考する時間や工夫の為のお金をかけることで、人生の時間はどんどん増えていくと思います。

このように、「仕組み作りにコストをかける」ということが、本書で学んだ大きな学びの一つです。

 

2.やるべきことを減らす

これは「エッセンシャル思考」や「イシューからはじめよ」など近年数々のベストセラー本でも踏み倒されている時間術の真髄ですね。

つまり「やるべきことを減らして本当に大事なものだけに力を注ぐ」ことが大切だということです。

段取りとはその作業から始まります。

そのことを本書では非常に分かりやすい端的な言葉で紹介されています。それは、

 

「やめても何も起こらなければ結論は直ちにやめよ」

 

ということです。

「これを全くしなかったらどうなる?」「本当にするべきことか?」と常に自分に問い、やるべきことを減らしていくことで、人生の時間を本質的なことだけに使うことができます。  

何でもかんでもがむしゃらに取り組めばいいという訳ではないということですね。

 

3.完璧を目指すよりまず終わらせる

自分は何か作業をするとき、「ああでもないこうでもない」と完璧を求め、迷いや修正を繰り返しながら作業を進めてしまうタイプです。

周りを見ていてもそういった人は多いと思います。

しかし、そのような「完璧にしなければ」という思いを捨て、6割7割の完成度でもとりあえず終わらせてしまうということが、圧倒的な時短に繋がります。

とりあえず終わらせて全体像を把握し、そこから細かい修正を加えていく方が、作業効率的に絶対良いです。

さらに先ほどの「やるべきことを減らす」という観点から考えると、6割7割の完成度で終わらして良い仕事も多いはずです。

また、とりあえず終わらず前に、とりあえず取り組むという考えも大切です。

そのことについて本書ではシリコンバレーで有名な

「fail fast-早く失敗せよ」

という言葉が紹介されています。

特に自分は一度取り組んで失敗してみないと何が問題で何が足りないのかが分からないタイプでもあります。

ごちゃごちゃと考える前にとりあえず取り組み、とりあえず終わらせることが大切ということです。

 

 

 

以上が「時間術」について本書から学んだことです。

 

1.仕組み作りにコストをかける

2.やるべきことを減らす

3.まず終わらせる

 

この3つを意識していくことで、大事なことに使える時間をどんどん増やしていきたいです。