読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「雑談力が上がる話し方」-齋藤孝-

今回も雑談力に関する本です。

最近このようなコミュニケーションに関する本を集中的に読んでいます。

雑談力(コミュニケーション力)を上げる為には経験を積むことが1番効果的であることは知っていますが、雑談やコミュニケーションに関する「知識」「技」を知っているか知っていないかということも、雑談力を左右する重要な要素になってくると思います。

今回はそんな中でも評価が高い齋藤孝先生の雑談に関する本です。

 

 

 

○「あいさつ」+「a」を意識する

普段の生活の中で、バイト先に出勤した時や知人に会ったときに挨拶をすることは当たり前にあると思います。

その際、挨拶だけで終わるか、挨拶のあとに「+a」の一言があるかで関係性は大きく変わってきます。

「おはようございます」

のあとの

「今日も寒いですね」

「お疲れ」

のあとの

「最近元気?」

など、何か一言捻り出して付け加えることを意識することが大切です。

特に、「挨拶をするだけの関係」の人と挨拶するときに意識してみるといいかもしれません。

関係性が変わるだけでなく、そのような一言捻り出して軽い会話を交わす経験の中で、雑談力は磨かれていきます。

 

○何を話せばいいか分からなかったらとりあえず「見えているところ」を褒める

何か話したいと思った場面でも、全く会話の内容が浮かんでこないこともあると思います。

そんなときはとりあえず「見えているところを褒める」ことが1番です。

よっぽどのお世辞でもない限り、褒められて嫌な人はいません。

また「褒める」という行為は相手に「私はあなたと仲良くしたいと思っていますよ」というメッセージを伝えることにもなります。

先程の「挨拶+a」の場面でも一言が思い浮かばなかったらとりあえず、

「いいマフラーだね」

「髪型いい感じだね」

などと「見えるところを褒める」一言を付け加えるようにすれば間違いないのではないかなと思います。

 

○相手の言った言葉に質問で切り返す

コミュニケーションに関するどんな本でも共通して書かれていることは、「自分②:相手⑧」くらいの比率で話すことが大事ということです。

人は大抵の場合自分が話す方が楽しいと感じる生き物です。

つまり会話の中で相手に好印象を持ってもらいたければ、相手に「気持ちよく話してもらう」ことが大切です。

その為に有効な技が、「相手の言った言葉に質問で切り返す」ということです。

ポイントは相手の言葉に返すのが自分の意見ではなく質問であるという点です。

このことを意識するだけでも、自然と相手が中心になっているという構図ができあがり、気持ちよく話してもらうことができると思います。

 

 

 

以上の3点が本書での学びです。

1.「挨拶+a」を意識する

2.「見えているところ」を褒める

3.相手の言葉に質問で切り返す

理想としてはこの3つを意識せず自然に行っていけるようになりたいです。

そうなったとき、本当の意味でコミュニケーション力が上がったといえることができるんじゃないかなと思います。