読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

2022②「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」

時間術について書かれた本です。

効率化や時短化のテクニックというよりは、

仕事や時間との向き合い方について書かれた本です。

 

ロケットスタート時間術」

作者が「ロケットスタート時間術」と呼んでいる

仕事術が、本書で最も重要な内容になります。

というよりかは基本的にそのことについてしか書かれてません。

ロケットスタート時間術」とは、簡単にいうと

「10日で終わる仕事があれば最初の2日で8割終わらせる。」

というものです。

文字通りロケットスタートをきるのです。

分かりやすい例えとして夏休みの宿題が挙げられます。

まず、最後の最後まで宿題を先延ばしにすることで、

頭の中に「宿題やらないとなあ」というタスクが常にチラつくことになり、

夏休みを思い切り楽しむことができません。

またいざ最終日になってやろうとすると、

思っていたよりも時間がかかる課題や、前もって準備が

必要な課題があったことが判明し、結果的に徹夜で取り組んでも

終わらなかったという事態になる可能性があります。

反対に、序盤に手をつけ、ほとんどの宿題を終わらせようとすることで、

「どのくらいの量があるのか」「どのくらい時間がかかりそうか」

「準備が必要な課題はあるか」

ということが分かり、余裕をもって対応することができます。

また残りの夏休みの期間を、気持ちに余裕をもって思い切り楽しむことができます。

同じことが仕事でもいえます。

何か大きい仕事を任されたときに、

「締め切りはまだ先だからまだ考えなくていいか。」

と思っていたら、いざ締め切りが近くなったときに意外に時間がかかることが

分かって周りに迷惑をかけたり、事前に準備しておかないといけないことが

分かって支障をきたしてしまったりということがあります。

そういった事態を避けるために、

「仕事がふってきたら、序盤で8割終わらせておく」

という考えが大切になるのです。

またその際に細かいところに気を配りながら取り組むのではなく、

時間に余裕があることを活かして、大雑把でいいので

最後まで終わらせることが大切です。

「完璧を目指すとりまず終わらせる」という言葉をどこかで

聞いたことがありますがまさにその通りだなと思います。

 

まとめると、

 

「締め切り前に全力を出そう」

ではなく、

「最初に全力を出そう」

 

「細かいところに気を配りながら緻密に積み上げていこう」

ではなく、

「まず終わらせてそこから細かいところを考えていこう」

 

そうすることで、

速く質の高い仕事を締め切りに必ず間に合わせることができる。

 

ということになります。

とにかく前倒しで仕事に取組み、

高い成果を生み出していけるようにしたいですね。以上!