読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「ナンパ」-零時レイ-

今回はこれまでの本とは少し違った種類の本を紹介します。

その名も「ナンパ」

この本を選んだ理由としては、1つ目にコミュニケーション系の本をAmazonで探していたときに、題名からは想像できない高いレビューを獲得していたということに興味をそそられたこと。

2つ目にコミュ障引きこもりの著者がナンパの世界に飛び込み、自分を成長させていった経験が書かれているという内容紹介から、自己成長の方法やコミュニケーション力向上のヒントを得られると思ったことです。

結果、想像以上の多くの学びをこの本から得ることができました。

それでは以下内容と学びを紹介します。

 

 

内容と学び

内容としては、簡潔にいうと「コミュ障引きこもりの男がナンパの世界に飛び込み経験を積んでいく中でメキメキ男として成長し、5ヶ月で女優を落とした」という物語です。

大学卒業後引きこもりと化した作者が、「このままではいけない」と思い立ち、知らない人にひたすら声をかけ会話をする「コミュ障克服トレーニング」から、ナンパの世界に飛び込み数々の先輩に教えを受けながら日々自分を成長させようと努力する経験がありのままに描かれます。

そんな作者の経験談からは私は人生において重要な考え方を得ることができました。

それは、

 

要は行動 

 

ということです。

何か苦手を克服しようと行動を思い立ったものの、

「もう少し準備や条件が整ってから」

「もっと万全の状態で・・」

「どうせ失敗するから・・」

と行動を踏みとどまることはよくあるのではないかと思います。

しかし作者はとりあえず行動を起こし自身の苦手分野に直面する道を選びました。

そこでは当然上手くいかないことだらけで、失敗し恥をかきとてつもない自己嫌悪感に陥ることになります。

しかし、そのように自身の課題に直面することで、初めて自分に足りないものや何をすればよいのかが明確になるのです。

「現状のダメな自分」を知り、自己改善の必要性に迫られるといった挑戦と失敗のループを繰り返す中で作者は日々メキメキ成長していきます。

結果的に5ヶ月という短期間で、

「コミュ障の引きこもり」

から

「女優を落とす男」

に成長する訳ですから、それは半端じゃない成長っぷりです。

しかし、じゃあ「ナンパをすれば成長できる」ということを学んだのではありません。

私の考えでは、ナンパが最強の自己成長のツールとなった理由は2つあると思います。

1つは「とにかく現状のダメな自分に直面する機会が圧倒的に多いこと」

2つは「失敗し恥をかく経験を繰り返す中でそれに慣れて鬼のメンタルが手に入ること」

つまり、

「とにかく苦手分野に挑戦して恥をかき失敗する経験を何度も何度も繰り返すことが、苦手を克服する1番の方法である」

ということです。

失敗を恐れて行動を踏みとどまり、「どうしたらいいか・・」と頭で考えるのではなく、

とにかく行動を起こして、失敗し悪戦苦闘をする中でこそ、初めて自己改善の必要性が明確となります。

そこで、「どうしたら上手くいくか」「次はもっとこうしてみよう」と自己改善を繰り返す中で、苦手克服に向けて前進していけるのです。

例えば、

・人前で緊張するという苦手を克服したいのであれば、とにかく人前で話す機会を積む。

・文章を書くのが苦手なのであればとにかく文章を書き人に見てもらう経験を積む。

・人に自分から声をかけるのが苦手なのであれば、不自然になってもいいからとにかく声をかけることを繰り返す。

といったことです。

失敗を恐れるのではなく、とにかく挑戦して現状に直面する経験を繰り返すことで成長できる。

「ナンパ」について書かれた本書からは、そんな人生において大切なことを学びとることができました。