読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

メモ「子ども集団を統率するワザ」

事前指導

何か活動をさせるときは、必ずどういう風にすると望ましいのか事前指導をする。

例えば「廊下移動は静かにしよう。」というようにである。

その際、ただ教師が一方的に指導するのではなく、子どもに考えさせて、子どもから意見を出させると行動に主体性が生まれる。

例えば、

「低学年のお手本になるような廊下の移動の仕方はどんな移動の仕方だと思いますか?」

「逆に、悪いお手本になるような移動はどんな姿だと思いますか?」

と問う。

考えさせたあと、

「みんなはどっちの移動をしたいですか?」

と子どもに決めさせて行動させる。

そして、行動のあとには必ず評価をする。

できていたら褒める、できていなかったらやり直しというようにである。

やり直しは、毎回していたら空気が悪くなってしまうが、これだけは絶対に徹底したいということには大変有効である。

 

徹底したい規律は例外を許さない

これだけは徹底したいということは、最初の一回を許さないことが肝心である。

例えば、「朝読書は静かにする。」というルールを徹底したい場合、

少しだけ隣の子と話しているのを、「少しくらいいいか。」「次は指導しよう」

と見逃してしまうと、次注意したときに「前はよかったのに急になんで?」

と子どもの反発を招いてしまう。

規律はとにかく最初の1回の例外を作らないことが大切である。

 

聞かせる話し方のポイント

・語尾を下げる。

・数字を入れる

数字を入れて話すようにすると話の内容が一気に具体的になり、聞く側の集中力が増す。

例えば、

「~点話します。指を折りながら聞きましょう。」

「大切なポイントは~つです。」

「理由は~つです。」

「~分間やります。」

といったようにである。

・端的に話す。

・「あ~」「えっと」といった無意味な間をなくす。

こういったポイントを改善していくためには、自分の話を録音して振り返ることが有効的である。

 

思ったこと

最初の一回を許さないということはわかっていても難しいと思いました。

どうしてもドタバタした中で、大切なことだと分かっていても見逃してしまう自分がいます。絶対に徹底するという強い意志が必要だと思いました。

また、事前指導のときも、評価をするときも、子どもの気持ちになって考えることが大切だと思いました。

子どもの立場に立って考えてみて、こういう風に言われたらやってみたくなるな、とか、こういう風に褒められたらうれしいな、というようにです。

その視点が今までの自分には欠けていたんじゃないかなと思います。