読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑

今回は樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」です。

内容は、読書がいかに素晴らしいかといったことに対する著者の考えや、タイトル通り読んだ内容を忘れない為の方法について書かれてあります。

著者が精神科医であるということもあり、一つ一つの内容が科学的な根拠に基づいて書かれているので頭に入ってきやすいです。

この本は私の読書に対する考え方を変えさせてくれました。このブログを始めたのもこの本の影響からです。

では、今回も内容をいくつかのポイントに要約して紹介していきます。

 

1.速読して内容をすぐに忘れるよりは精読して内容を深く理解する

 

まず、本は「読んで学んだ内容がしっかりと自身の脳に落とし込まれ、考え方や具体的な行動に結びつかなければ時間の無駄」という考え方には自分自身ハッとさせられました。

これまでは月に何冊読めるかということにこだわり、頑張って速読しようとしていたのですが、速く読み終えることができても内容はあまり覚えていないということが多くありました。

確かに、せっかく何か学びを得ようと時間を使って本を読んでいるのに、速さや量にこだわって内容が自身の力になっていなければ本末転倒です。

本を読む目的を意識し、速く読むより内容を自分の力に変えることを優先して読書をしていくことが大切であると学びました。

 

2.内容を忘れない為にはひたすらアウトプット

 

人は1週間に3回アウトプットすると短期記憶から長期記憶に移行し、内容を長期的に保存することができるようです。

読書も同じで、読んで学んだ内容を1週間以内に3回アウトプットすることでいつまでも覚えておくことができます。

例えば私は読んだその日には読書ノートにメモ、2日後にAmazonでレビュー、4日後にここに書く、といったようにアウトプットしていこうと思っています。

 

3.書く力を付ける為にはインプットとアウトプットを繰り返す

 

名前は忘れてしまいましたが、ある海外の有名な作家が、文章力について書いた自身の本の中で、「書く力を付けるにはたくさん読んでたくさん書くこと。それしか方法はない」といったようなことを述べています。

本書の著者である樺沢紫苑さんも、若い頃は文章が苦手だったのですが、ひたすら本を読んで内容をアウトプットするということを続けている内に文章力がグングン磨かれ、作家としてベストセラーを連発する現在にまで至ったそうです。

私も文章を書くのが大の苦手です。

現在の、本をたくさん読みたくさんアウトプットするという習慣を続け、苦手を克服していきたいと思っています。

 

4.百冊に一冊のホームラン本に出会う為にたくさん本を読む

 

これは私もとても共感できることでしたが、本の中にはごく稀に、読んでいく中で頭を鈍器で殴られたような衝撃が走り、自分自身の価値観や考え方、行動をガラッと変えてしまうような素晴らしい本に出会うことがあります。私はそれこそが読書の醍醐味であると思っています。

そして著者の樺沢さんはそのような本をホームラン本と表現し、一冊でも多くのホームラン本に出会う為に多読をしていく必要があると述べています。

自分自身これからの人生でどれだけそのような素晴らしい本と出会えるか楽しみでもあります。一冊一冊の本から学びを得つつ、百冊に一冊のホームランと多く出会っていけるよう、これからも多くの本を読んでいきたいです。

 

 

以上が学びの要約です。この本には他にも具体的な読書法が多く紹介されています。この本を読むのと読まないのでは、読書の質が大きく変わってくると思います。是非一読をお勧めします。