読書アウトプット記録

本から学んだ内容をアウトプットすることで自分自身の記憶に深く落とし込むことを目的としています。

「100%好かれる人の1%の習慣」

今回はこの本です。

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人から嫌われたいと思っている人はいないはずです。

人から好かれる人は、自分の好きな人とも良い関係を築き、仕事やプライベートで充実した生活を送ることができます。

そんな誰からも好かれる人になる為のちょっとした習慣を教えてくれるのが本書です。

それでは内容を紹介します。

 

 

人から好かれるには他者貢献の習慣を持つ

ズバリこれが本書の答えになります。

他者貢献の習慣とは、

常に相手の立場に立ち、相手の幸せを考えて行動す習慣のことです。

相手がどんな人であれ、

「この人はどうしたら喜んでくれるかな」

「どんなことを求めているのかな」

と相手の為を思って行動します。

誰からも好かれる魅力ある人は、自然と相手の為を思った小さな気遣いができているのではないでしょうか。

大切なのは、

小さな気遣いを習慣化して自然に振る舞えるようにすること 

です。

相手の為を思った行動も、それがわざとらしくなってしまっては逆に不信感を与えてしまいます。

習慣化して自然に振る舞えるようにするには、相手がどんな人であれ、人と接する時は常に相手の得を考え、それを行動に移すようにすることです。

好かれたい相手にだけ優しくしたり、気遣いをしたりするのでは意味がありません。

誰に対しても優しく、小さな気遣いをとることを繰り返す内に、それが習慣となり、自然に振る舞えるようになるのです。

 

他者貢献によって得られるもの

他者貢献が習慣になると、2つの良いことがあります。

1つは、本書のテーマにもあるように、人から好かれるようになるということです。

誰しも些細なことでも自分の為に行動してくれる人のことは魅力的に感じるでしょう。

そしてもう1つは、他者貢献によって自分も幸せな気持ちなるということです。

あの自己啓発の源流と言われるアドラー心理学の真髄も、他者貢献の精神にあると言われるように、人は本来他者のために尽くす中に幸せを感じるようにできているのです。

確かに、何か人の為に行動したときは満足感に満たされ持ちが良くなるのに対して、相手の得より自分の得を取ってしまったときは、どこか気持ちに引っかかりができるような気がします。

つまり、純粋に「相手の喜んでもらおう」という気持ちで他者貢献の行動を取ると、自分の気持ちも満たされ、相手にも喜ばれ、お互いの幸せに繋がるという素晴らしいwin-winの結果が待っているのです。

「与えよ、さらば与えられん」

という言葉もあるように、自分から人に与えようという意識を持って行動すると、自分の幸せとしても還元されるようになっているのです。

また、先程も少し触れたアドラー心理学について書かれたベストセラー「嫌われる勇気」では、次のような一文があります。

 

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、何をしてもいい。

 

誰かが始めなかればならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

 

相手がどんな人であれ、まずは「自分から与える人になる」という精神が大切ということがよく分かります。

その場の一時的な損得感情に捉われて自分の利益を優先するのではなく、長期的な目線を持ち、「相手の為なら少しくらい損をしてもいい」という思考の習慣を持つことが重要ですね。

 

 

以上がざっくりとした本書の内容です。

テーマはシンプルなので非常に読みやすく理解しやすい内容になっている1冊だと思います。

とにかく、

それがどんな人であっても、相手の為を思い、あいてを気遣い、相手の為を思って行動する

その習慣を持つことで、誰からも好かれwin-winの関係を築ける魅力ある人間へと成長できると思います。